日光浴と冬支度
まめこ・ザ・タートルネック。
ヒーター(エヴァリスのオートヒーターダイヤルブリッジ)で水温26度に温められた水槽で、初めての冬を迎えます。
休日で且つ快適に暖かいという貴重な今日、洗濯物を干すついでに、まめこもベランダで日光浴をさせました。
まだ背伸びをしても届かないとはいえ、手すりの隙間からの落下は怖いので、見張りながらの日向ぼっこです。
まめこはどうも日向が嫌いなようです。かめこもそうでした。すぐに日陰の暗い方へ行きたがるのです。眩しいから?
ミシシッピニオイガメは他の亀ほど日光浴の必要がないと言いますが、それでも、本物の日光がちょうどよく降り注いでいるので、甲羅と皮膚のためにも少しだけ日に当たってもらいましょう。
(しかし10分で退散)
先週あたりから急に冬のような寒さの日が増えてきたので、保温のためのひよこ球を取り付け、水槽の周りにプチプチシートを貼りました。プチプチはクリップで水槽の縁に付けているだけ。水換えの際は外します。
空気の保温のために、手ぬぐいを半分くらいかけてやることもあります。
前回の冬は暖冬だったのでひよこ球で十分でしたが、今年はどうでしょう。
ひよこ球を使うまでは、赤い色の保温球を使っていました。冬の写真はどれもピンク色がかっています。
両手をいっぱいに伸ばしてお寛ぎ中のかめこに、焼き芋を見せたところ。リラックスポーズなのに、目線が全力で芋に集中・警戒しているね…
10/30 まめこ定点観測
毎朝毎晩、一番小粒のレプトミンを30粒はゆうに食べているまめこです。
体重の変化はどうでしょうか。
10/16 11.6グラム(前回10/9 +1.1)
10/23 13.0グラム(+1.4)
10/30 15.3グラム(+2.3)
1週間で2グラム以上の増量はまめこ史上初です。
それにも驚きですが、体重を計る時用の小箱を占める甲羅の、大きさの違いにはびっくりしました。
うちに来て間もない頃(9/4)
拡大
ででーん
2ヶ月足らずでこの成長、偉いぞまめこ!
いも太郎といも美の1ヶ月
ナミアゲハの幼虫の観察記録、前回から早1ヶ月。
結論からいうと、もう庭の山椒にはいもちゃんズはいません。
今年も葉を食べるだけ食べて終齢幼虫となり、去年と同じようにある日忽然と姿を消してしまいました。
聞きかじったところでは、幼虫から蛹になる前に食草から離れるということでした。羽化までの充電期間中、もはや葉には用無し、より安全な場所を求めて移動するのでしょう。
それにしても、のそりのそりとあのゆっくりの速度でどこまで這っていったんだ…
10/8 いも太郎雨上がりの朝。にょーんとしてかわいい。
同日 いも美 雨でしっとり濡れています(と思いきや、晴れている時でもウルウルとした体表でした)。
10/10 いも太郎
10/15 いも美
10/18朝 いも美が脱皮しました。
10/21 最後に見た日のいも太郎。心なしか、これまで瑞々しくピチピチしていた体が縮まっていたような気がしました。
10/25夜 いも美 いつの間にか小指の第一関節の長さを超えてしまいました。
10/27朝 いも美 見ていたら突然激しく動いたのでびっくり。
10/28朝 いも美 見に行くと肉角を1本だけ出していました。肉角を出すとものすごく疲労するらしいから早くしまいなさい。
同日 冷たい雨がザーザーと降る夜でした。これが最後に見たいも美です。
今年は4匹が孵化し、きみどりの幼虫になるまで見届けたのは2匹でした。
いも太郎といも美、きっと庭のどこかで周りと同化して蛹になっていることでしょう。無事に蝶になるんだぞ!
ミシシッピニオイガメの腹祭り
10月も下旬、いよいよ朝晩は気温が下がり、オートヒーターの設定温度をまた少し上げました。25〜26度を保ったお水の中でぬくぬくと暮らしています。
まめこよ。
お腹を見せつけている。
陸で見るとこんな色。胸筋腹筋が割れて、人間だったら相当マッチョです。
これでも両腕を目一杯突っ張らせて、逃れようとがんばっているところ。
うちに来た9月初旬は全体的に黒みがかっていました。
これはかめこ。やはり最初は黒っぽい色でした。腹甲の模様がラピュタの飛行石みたいだなー
やがてムチムチ成長に伴って、薄茶色が出てきました。
どすこい感が出てきた35.9グラムかめこ。腹甲の色がだいぶ抜けました。
正月、家のベランダから見えた夕焼け空の富士山を背景に、雑なコラをやったりもしました。
縁起がいいぞかめこ!
まめこのお腹の色もいずれ薄くなっていくのでしょうか。変化が楽しみです。
西武池袋 空中庭園に行ってみた
ザ・行楽日和(むしろやや暑い)であった土曜日、西武池袋9階屋上 空中庭園に行きました。
屋上に出て左側、「睡蓮の庭」ゾーンです。
池袋の裏のシンボル、ゴミ焼却工場の長い煙突が管理された池と植物に映えて、面白い眺め。
百貨店の屋上に造営された人工池とはいえ、名の通りモネの睡蓮から着想を得たお庭だそうで、蓮は可憐に花を咲かせ、季節の植物に彩られてとてもきれいです。
脳内がお花畑になります。
クマバチが日々草の蜜を吸いにぶんぶんぶんっと飛んでいます。
近寄っても動じないクマバチ。ベリー・キュートです。
空中庭園の奥には多肉植物のラインナップが豊富な植物店と、デパートの屋上といえば!の金魚屋さんがありました。
午後の暑い日差しも相まって、夏っぽさが過ぎます。
丹頂
中央、ムッとした口元がかわいいコメット
動きがシンクロしている
池袋はあんまり好きではないけれど、西武の屋上はまさしくオアシス、平和的な気分になれました。季節が変わったらまた寄りたい!
緑度 ★★★☆☆
金魚度 ★★★★☆
10/9 まめこ定点観測
すっかり季節は秋のまめこ定点観測です。
9/25 7.9グラム(前回9/19 +0.9)
10/2 9.0グラム(+1.1)
10/9 10.5グラム (+1.5)
こう見ると、1週間で約1グラム増えているようです。
1ヶ月でおよそ2倍。えらいぞまめこ!
まめこの美しく対称的な後ろ姿です。
ベイビー特有の甲羅のキール及び白い成長線が際立っています。
飼い主はというと、長年悩みのタネであった非対称的な歯並びの矯正を開始して2日目、まだ上の前歯にしか装置は付いていないのに圧倒的な違和感、そして締め付けられる歯と上顎の痛みに耐えております。
さようならかめこ
上半期が終わり、いよいよ10月です。かめこが死んでから駆け抜けるようにひと月半も経ってしまいました。
8/15(月)朝のかめこです。
この前々日に御茶ノ水の先生のところへ行き、衝撃的な血液検査の結果が出て、出された尿酸値を下げる薬は1度だけ与えました。
(与えたというか、粉薬はやはりうまく口に入らず、少し袋に残ってしまいました)
元気なかめこなら私が起きる頃には起きていて、水槽の中から枕元に向かって「ごはんください」ダンスを踊っているのに、この日の朝はなんとなくぼんやりとしているようでした。
それでも仕事に行く間際にかめちゃんと呼ぶと、頭を上げてこちらを見るのです。
その日は仕事中ずっと胸騒ぎがして、なんだか嫌な予感しかしませんでした。
大急ぎで帰宅したら、嫌な予感は当たってしまいました。
かめこはヒーターの上に頭を乗せて、かわいらしいまぶたは少しだけ開き、熟睡しているかのように手足を投げ出していました。
かめちゃん、そうか、もうしんどかったんだね。ひとりで行っちゃった。
水から上げた瞬間、うわっ重い!とびっくりしました。どんどん体重が減って、持った感じも軽くなったなと思うほどだったのに、水を吸って重たくなってしまったのか…
気が動転していたのか、今やらなくてもいいじゃんと思いつつも、タオルできれいに拭いてから重さを測ってしまいました。
最後に測った時は313gでしたが、なんと378gもありました。
嫌がって触らせてくれなかったかわいい頭や手足を、全然嬉しくないけれどここぞとばかりに撫でました。具合が悪くなっても皮膚も甲羅も爪の先まできれいでした。約4年、太く短い一生であったね。カメは万年とか言うのに長生きさせてあげられなくてごめんね。
本当にスヤスヤと寝ているだけのようです。
昔飼っていた猫が死んだ時は、見る間に体も顔も硬くなっていきましたが、かめこの手足はいつまでも、翌朝まで柔らかいままでした。
まだ真夏の夜で暑かったので、アイスノンを包んだタオルの上に寝かせました。そんな行動を自分でも驚くほど滑らかに行い、あんなに寒さから遠ざけるように温かく過ごさせていたのになと、自分のやっていることが他人事のようでもありました。
いつもかめこ用に使っていた黄色い温泉タオルをかけてやりました。お腹はきっと冷え冷えでしょう。仕方がないね、かめこ。
翌朝は早く起きてしまい、夢ならいいのになと思っても現実を見た時の絶望たるや。
かめこを庭の隅、ブルーベリーの木の下を深く掘って埋めました。一晩冷やされたかめこの手足の付け根はうっすらと血が滲んだような色になっていて、もうなきがらなんだなと、さよならしなくちゃいけないなと思うしかありませんでした。
そして、いつも通り支度をして仕事に行き、信じられないくらい長く感じたそれからの1週間は殆ど大雨。おいおい、かめこが寝てるんですから勘弁してよと何度も空を呪いました。
御茶ノ水の病院にはすぐに電話で知らせ、先生やスタッフの方に感謝の気持ちを伝えました。後日、神保町の和菓子屋さん亀澤堂の「もなかめ」なるカメを象った最中を持って挨拶に行きました。病院に対してこういうのは迷惑なのでは…?と一瞬よぎりましたが、結果としては行ってよかったです。気持ちの一区切りにもなりましたし。
一区切りしたとはいえ、かめこに対しああすればこうすればよかったと後悔もあれば、たくさんかわいいところを見せてくれてありがとうという気持ちや、今でもツヤツヤの鼻先を思い出すとめちゃくちゃに寂しくもなり、かめこの存在感(も態度も)はそれはそれはもう大きなものです。
かめこが今頃、好きなところで好きなようにエサに困らず生きているところがもしあるなら、それでいいと思う昨今です。