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かめかわいい

これはミシシッピニオイガメのお世話記録です。たまに他のいきものも登場予定。

さようならかめこ

上半期が終わり、いよいよ10月です。かめこが死んでから駆け抜けるようにひと月半も経ってしまいました。

 

8/15(月)朝のかめこです。

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この前々日に御茶ノ水の先生のところへ行き、衝撃的な血液検査の結果が出て、出された尿酸値を下げる薬は1度だけ与えました。

(与えたというか、粉薬はやはりうまく口に入らず、少し袋に残ってしまいました)

 

元気なかめこなら私が起きる頃には起きていて、水槽の中から枕元に向かって「ごはんください」ダンスを踊っているのに、この日の朝はなんとなくぼんやりとしているようでした。

それでも仕事に行く間際にかめちゃんと呼ぶと、頭を上げてこちらを見るのです。

 

その日は仕事中ずっと胸騒ぎがして、なんだか嫌な予感しかしませんでした。

大急ぎで帰宅したら、嫌な予感は当たってしまいました。

かめこはヒーターの上に頭を乗せて、かわいらしいまぶたは少しだけ開き、熟睡しているかのように手足を投げ出していました。

かめちゃん、そうか、もうしんどかったんだね。ひとりで行っちゃった。

 

水から上げた瞬間、うわっ重い!とびっくりしました。どんどん体重が減って、持った感じも軽くなったなと思うほどだったのに、水を吸って重たくなってしまったのか…

気が動転していたのか、今やらなくてもいいじゃんと思いつつも、タオルできれいに拭いてから重さを測ってしまいました。

最後に測った時は313gでしたが、なんと378gもありました。

 

嫌がって触らせてくれなかったかわいい頭や手足を、全然嬉しくないけれどここぞとばかりに撫でました。具合が悪くなっても皮膚も甲羅も爪の先まできれいでした。約4年、太く短い一生であったね。カメは万年とか言うのに長生きさせてあげられなくてごめんね。

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本当にスヤスヤと寝ているだけのようです。

昔飼っていた猫が死んだ時は、見る間に体も顔も硬くなっていきましたが、かめこの手足はいつまでも、翌朝まで柔らかいままでした。

 

まだ真夏の夜で暑かったので、アイスノンを包んだタオルの上に寝かせました。そんな行動を自分でも驚くほど滑らかに行い、あんなに寒さから遠ざけるように温かく過ごさせていたのになと、自分のやっていることが他人事のようでもありました。

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いつもかめこ用に使っていた黄色い温泉タオルをかけてやりました。お腹はきっと冷え冷えでしょう。仕方がないね、かめこ。

 

翌朝は早く起きてしまい、夢ならいいのになと思っても現実を見た時の絶望たるや。

かめこを庭の隅、ブルーベリーの木の下を深く掘って埋めました。一晩冷やされたかめこの手足の付け根はうっすらと血が滲んだような色になっていて、もうなきがらなんだなと、さよならしなくちゃいけないなと思うしかありませんでした。

そして、いつも通り支度をして仕事に行き、信じられないくらい長く感じたそれからの1週間は殆ど大雨。おいおい、かめこが寝てるんですから勘弁してよと何度も空を呪いました。

 

御茶ノ水の病院にはすぐに電話で知らせ、先生やスタッフの方に感謝の気持ちを伝えました。後日、神保町の和菓子屋さん亀澤堂の「もなかめ」なるカメを象った最中を持って挨拶に行きました。病院に対してこういうのは迷惑なのでは…?と一瞬よぎりましたが、結果としては行ってよかったです。気持ちの一区切りにもなりましたし。

 

一区切りしたとはいえ、かめこに対しああすればこうすればよかったと後悔もあれば、たくさんかわいいところを見せてくれてありがとうという気持ちや、今でもツヤツヤの鼻先を思い出すとめちゃくちゃに寂しくもなり、かめこの存在感(も態度も)はそれはそれはもう大きなものです。

 

かめこが今頃、好きなところで好きなようにエサに困らず生きているところがもしあるなら、それでいいと思う昨今です。


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