かめかわいい

これはミシシッピニオイガメのお世話記録です。たまに他のいきものも登場予定。

かめこの話(その4・初めて病院に行く)

7/17(日)

かめこと初めて電車に乗って、御茶ノ水へ向かいました。

移動する際の入れ物については、小さいプラスチックの虫かごを買って、その中にタオルを敷き、かめこが狭くないように、且つ移動の揺れで転がったりしないようにミニタオルをクッションにしました。

かめこを入れた虫かごをトートバッグに入れ、暑くないか、冷房の効いた電車で寒くないかチェックするための温度計も中に入れて出かけました。

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これは病院の帰り、地下鉄で帰る前にかめこに御茶ノ水の晴れた空を見せた時の様子です。

鼻がうっすら赤いのは、タオルで擦りむいてしまったようです。

 

さて、初めての爬虫類専門の病院です。

厳密にいうと、2度目。1度目はまだうちに来てひと月くらいの頃、やたらと首を痒がったり、陸に上がって乾かしすぎているように見え、飼育指南をしてもらうために、家から車で行ける近さの、カメも診てくれるという動物病院に行ったのが初めてでした。

 

そことは違い、やはり爬虫類のエキスパートである先生のいる病院、受付にオオアタマヒメニオイガメのタマちゃんがいたり、診察室にはジーベンロックかな?曲頸亜目のナガクビガメがゆら〜っと寛いでいるという、珍しいカメも愛でられるという素晴らしい病院です。

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ここです。かめこに何かあったら連れてこようと予てから決めていました。

 

予約をしていたので、すぐに診察室に通されました。

先生に前述の最近気になることを話すと(とても話しやすい先生です)、まず見た目でメスと判断されました。太り過ぎてもいないとのこと。でも、エサはもうここまで成長したら1日おきに1回でもよいと言われました。40センチ水槽では運動量もさしてあるわけではないので、肥満を避けるためです。

 

続いて、左右の足の付け根のエコーをしてもらいました。ここからは奥の部屋で先生と女性スタッフさんが行ってくれるので、こちらからは少ししか見られませんが、かめこはおとなしくされるがままの様子でした。

人間と同じでエコーをする箇所にゼリーを塗るのでしょう、終わってからティッシュで丁寧に拭き取ってもらっていました。

 

エコーでは、卵胞がいくつかポコポコと写っていました。

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写真の上部に白い丸がいくつか写っています。これがお腹を圧迫してエサを食べなくなっているのかもしれないとのことでした。

 

この時期はカメの産卵時期だから、エサを食べない、暴れる、落ち着かない行動が出るという話を聞きました。

カメは鳥と同じで、つがいでなくても無精卵を作ってしまいます。卵胞ができて、卵になって産むこともあるし、卵にならずに体内に吸収されるというサイクルだそうです。

怖いのは、卵が詰まったり、卵胞がどこにもいかずに体内にとどまって卵胞鬱滞という病気を引き起こしてしまうこと。メスのカメでは珍しくないのだそう。

そうか、かめこまだ4歳くらいなのにもう卵を作ろうとしていたのか…とそれはそれは静かな衝撃でした。

 

ひとまず7月中はエサの回数を減らして(1〜2日おきとする)様子見、8月に入っても元気がない、食欲がない等であれば、卵胞の問題や別の病気の可能性もあるので、また来るように言われました。

 

先生に飼育環境を伝えたら、今の2日に1回の水換え頻度ならばOK。あとは夏の時期でも急に気温が下がったり冷房で冷えることもあるから、常にヒーター(水温が低くなれば自動で温まる)を入れておくのは良いことですと及第点をいただきました。

夏の暑い日だったので、日陰を選んで歩くようにして駅に戻り、帰宅しました。

 

【この日のお会計】

初診料と検査料で3,780円。

人間のように健康保険が利くわけではないので、いくらくらいかかるんだろう…と正直心配でしたが、思ったより良心的な金額だったので少しほっとしました。

 

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かめちゃん、病院おつかれさま。ちょっと疲れたのかだらりとしています。